スマートイルミネーション横浜2017 開催! 創造的夜景を楽しもう

Posted : 2017.11.02
  • mail
待ちに待った「スマートイルミネーション横浜2017」が11月1日に開催!11月5日(日)までの5日間、環境と光が共存する数々のアート作品が海辺に輝く。今年の見どころと魅力を紹介しよう。

「スマートイルミネーション横浜2017」photo: Hideo Mori

 

光の祭典「スマートイルミネーション横浜2017」開催!

スマートイルミネーション横浜2017」は横浜市の都心臨海部を中心に、新たな夜景を創りあげようと、アーティストや市民、企業などが参加して開かれる国際アートイベントだ。7回目の開催となる今年のコア会期は11月1日(水)から11月5日(日)までの5日間。2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、新市庁舎をはじめ臨海部の再開発が次々と計画されるなか、「象の鼻パーク」から「まちなか」へと会場をひろげ、そして世界に発信することを目指しているのが今年の大きな特徴だ。

 

海外から5組が参加

今年は海外からのアーティストの参加が5組と、過去最多となった。

フランス出身のリリアン・ブルジェアさんは、150年前に夜景を一変させたエジソンの電球に想いを寄せ、巨大な電球を横浜の夜に灯す。日常的なモノを巨大化させる手法によって私たちの知覚は変化するだろうか。

リリアン・ブルジェア「ON/OFF」

 

カトリーナ・スニツコさんは、「スマートイルミネーション・アワード 2016」で 優秀賞/オーディエンス賞を受賞した。微生物をモチーフにした光のオブジェクト作品を象の鼻テラスの屋上に展示する。通常は目に見えないくらい小さな生物を人間の大きさで出現させ、生命の神秘、遺伝子などへ思いをはせる。

カトリーナ・スニツコ「In the dark silence」

 

マルティナ・ストックさんはオーストリア生まれのビジュアルアーティストでハープ奏者。象の鼻テラス屋上で11月3日と5日に、シルクスクリーンの映像とハープ演奏によって色と音と光の融合したパフォーマンスを行う。

マルティナ・ストック「THE WHITE MOUNTAIN」(パフォーマンスイメージ)

 

オランダ出身のハイメ・イバネス&ヨルント・デュイクスは手作り感あふれるポップアップ・シネマを毎夜、海辺でパフォーマンスする。イバネスさんが「the primitive projector」と呼ぶアナログな機械仕掛けのスクリーンを操り、デュイクスさんがギターで音楽を奏で、ほのぼのとした物語を紡ぐ。

ダニエル・ヘルマンさんのパフォーマンス「FULL SERVICE」は一見怪し気だ。参加者はまるで占い館のようなブースを訪れ、叶えたい「願い」と、 実現した場合に支払う金額をヘルマンさんに伝え、交渉の対話を楽しむ。その対話から参加者の考え・態度が社会 を良くするのか、あぶり出し、より良い未来づくり に転換することを目的としている。支払ったお金は「セカンドハーベストジャパン」に寄付される。

 

関内のサテライト会場で「ナイト・ピクニック」

 象の鼻から飛び出して、関内地域でも開かれるのが今年の耳寄り情報だ。
関内さくら通りで開催される「関内外 OPEN!9」、弁天通りで開催される「関内フード&ハイカラフェスタ」と連携して、サテライト会場が開設される。

ここでは11月3日(金・祝)に、一夜限りのカクテルパーティー「ナイト・ピクニック」が開かれる。アーティストによる光のテーブルとインスタレーションで演出された会場で、「横濱まちづくり倶楽部」のメンバーがホストとなり、来街者をおもてなし。象の鼻パークをスタートし、髙橋匡太さんの「光る雲とお散歩」を持って関内の会場へと練り歩く。曽谷朝絵さん・原倫太郎さん・川本尚毅さんのコラボレーションで演出された光のテーブルとインスタレーションに囲まれた会場で、光に包まれた夜のピクニックを体験してみよう。

 

象の鼻パークは多彩な光に満ちて

 象の鼻パークは不思議な影がうごめいている。市川平さんはプロジェクト「特殊照明装置シリーズ」で、移動光源を設置し、建物の日常とは違う変化する影を作り出した。

象の鼻パークの開港の丘一面に数千もの蛍が舞うような幻想的な光景を作り出したのは千田泰広さん。自然の力を利用し、省エネルギー、最小限の材料によって、「地上の光、彼方の光」と題する壮大な空間を構成してみせた。

象の鼻堤防の先端まで歩くと、石膏像がいくつも浮かび上がっている。森貴之さんはUVライトに反応する糸で、2次元と3次元の間を行き来するような不思議な世界を作りだした。

森貴之「UVLS」

 

海辺には鏡のテーブルの乗ったこたつがしつらえられた。木村崇人さんの「夜空のこたつ」だ。かけられた布団は日光写真がプリントされている。みなとみらいの夜景と反転した世界を感じながらくつろごう。

木村崇人「夜空のこたつ」

 

象の鼻テラス内のガラス面には平澤賢治さんのサーモグラフィーカメラを用いたポートレイト作品が。様々な関係の「ふたり」が放つ熱量を視覚化させ、そこから表れる感情や魂の世界に迫っている。

平澤賢治「DOUBLE PORTRAITS」(作品イメージ)

 

観光地のフォトスポットによくある「顔はめ看板」をモチーフにしたユーモラスなプロジェクションを行うのは髙橋匡太さん。象の鼻パークに設置された「顔はめ看板」から顔を出すと、その笑顔が “クイーン”の愛称で横浜市民に親しまれている横浜税関の塔部分に映し出される。 11月4日、5日には中国・上海とリアルタイムで中継し、現地の方の笑顔を投影し、横浜と上海を結ぶ。

髙橋匡太「カオハメ・ザ・ワールド」(作品イメージ)

 

高橋さんはもうひとつ、「わたしからあなたへの日」というプロジェクトも実施する。 11月8日(水)〜12月27(水)の特定の数十日に、横浜税関をその日ごとのカラーでライトアップする。色の思い出やエピソードのある日を一般募集、その日にその色に“クイーン”が染まる。これは今年始まった「ヨコハマ・イルミネーション・マンス」の作品のひとつだ。エピソードは象の鼻テラス内にあるポストにて募集中。

髙橋匡太「わたしからあなたへの日 / The day, from Me to You」(作品イメージ)

 

クルーズ型演劇体験、船上茶会、ダンス・パフォーマンス、参加体験型のインスタレーション、ワークショップ、イベント、アワードなど盛りだくさんで多彩な内容で、今年も大盛り上がりの「スマートイルミネーション横浜2017」。また、光のアートを楽しむと同時に、最先端の省エネ技術を学び、スマートに生きる知恵を身につける機会にもなりそうだ。

 

【イベント概要】

スマートイルミネーション横浜2017

■コアフェスティバル

会期:11月1日(水)〜11月5日(日)
時間:17:00~22:00
メイン会場象の鼻パーク
サテライト会場:関内地区

■ヨコハマ・イルミネーション・マンス

会期:11月1日(水)〜12月31日(日)(2カ月間) 象の鼻パークおよび横浜市内全域
会場へのアクセス:みなとみらい線「日本大通り」駅
、「馬車道」駅ほか
主催:スマートイルミネーション横浜実行委員会
お問い合わせ
スマートイルミネーション横浜 イベント事務局
TEL:045-633-9660
Mail: sij@ludens.be

http://www.smart-illumination.jp/