横浜で先端的なアート展が11月14日まで開催。12日にはクリエイティブシティのフォーラムも。

Posted : 2021.11.11
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先端的なアートを集めた企画展「グレートリセット・スモールリブート ~その後をつくる創造力 (Great Reset, Small Reboots by Artists)」が11月14日(日)まで、横浜みなとみらいにあるBankART Station で開催されています。 本展はアートによる想像力と創造力を通じて、これからの時代の可能性を提示する作家による「グレー トリセット後の創造的リブート」をテーマに、チームラボ、キュンチョメ、Minoru Fujimoto、韓亜由美 など14組の先端かつ多彩な面々で展開されている企画展です。12日(金)には、クリエイティブシティを”これから”をテーマとしたフォーラムも開かれます。

先行き不透明な時代、横浜で現在進行系のアートを体験する

COVID パンデミック、デジタル社会の進化、外交・経済の変化と分断、地球環境の変動など、複雑で不確実な時代へと突入している現在。世界的な識者の集まる2021年のダボス会議では「グレートリセット(システムの再構築)」というテーマが掲げられています。

本展覧会は、この「グレートリセット」をイシューとしながらも、世界の構築を他者に委ねるのではなく、自ら作り出していこうとしている芸術家やクリエイターに焦点をあて、その行動を「スモールリブート(身の丈からの再起動)」と呼び、企画展としてみせています。

今回、未来シナリオつくりや、新たな時代を反映した創作をしている作家の展示をご覧いただけます。創造的可能性を拡張し、アート思考を促す展覧会やフォーラムなどを通じて、提唱する「スモールリブート」を実体験する機会とします。
主催は2000年代に横浜で活動していた「クリエイティブクラスター」、久しぶりに横浜を舞台にした展示を企画されました。

 14 組の作家の展示、4つの見どころ

本展覧会ではテーマに基づいた4つの切り口をもとに展示。グレートリセットの時代における、「わたしたちのアート思考」を刺激します。キュレーターがまとめた文章をご紹介します。

切り口1 アートが構想する未来

アートから生まれる創造的な構想力が、物質とデータの両方がリアルになる時代の未来のわたしたちを指し示してくれます。宇宙にまで広がる私たちの生存世界の中で得る精神的やすらぎとは、AI と人間どちらにも心地よいランドスケープとは?わたしたちの気持ちが安らかになる未来を考えます。
出展作家:岡田裕子、チームラボ、韓亜由美

『エンゲージド・ボディ』岡田裕子

切り口2 未来を憑依するアート

この「グレートリセット」の時代、わたしたちはどのように希望を見出すのか?
さまざまな「今」を受け止めることで、これからを「いろいろな向き」に魅せてくれる作家がいます。あたかも日常にあって未来を憑依した作家たちの作品から、わたしたちの等身大の「スモールリブート」を喚起してくれそうです。
出展作家:キュンチョメ、アメ

『壁を変えた話』(映像)キュンチョメ

『クマども』アメ

切り口3 未来をつくった創造

アーティストによる創作が、これからのライフスタイルやエンタメを創るプロダクトやそのイノベーションのためのヒントになっています。ここでは、このような日本から「未来をつくった創造」の数々を展示、あなたの「アート思考」にヒントを与えます。
出展作家: EXCALIBUR、galcid、Jason Scuderi (lasergunfactory) 、 Minoru Fujimoto 、 nuuo 、 marimosphere 、Whatever Inc.

『Industrial Revolution – moments』(NFT 映像) marimosphere

切り口4 もうひとつの未来文明

今とは違う文明の姿も、もしかしたら、あったかもしれません。そういう存在をあるひとは「オーパーツ」などといって、不思議がり、あくなく好奇心をかきたててきました。このような、もしかしたら、別の文明があったなら、もしくは、別の文明になってしまったら?という謎かけをしてくれるアーティストの作品を展示します。私たちのとっての視覚芸術の歴史が、日本の伝統文化が、作品を通じて揺らいでいきます。
出展作家:佐野文彦、後藤映則

『Rediscovery of anima』後藤映則

 

クリエイティブシティ・ヨコハマをテーマとしたフォーラムも

2004年から続くクリエイティブシティ・ヨコハマの施策。開港期から新しい創造をはじめる人々を加速させる街として、シーンを切り拓く才能を生み出し続けたこの都市にも「スモールリブート」を起こしてきたクリエイターがいます。

今回、横浜発のパラトリエンナーレのディレクターをし、その実績をもって東京2020パラリンピックの開閉会式のステージアドバイザーを務めていた栗栖良依、様々なビルディングタイプにおいてオープンでフラットな設計を実践する設計事務所オンデザイン代表で建築家の西田司、地域の人と対話しながらアートと社会をつなげてきた美術家の竹本真紀。横浜を舞台に自分が動くことで社会を動かしてきた3名に、都市の新陳代謝の視点から建築家の藤村龍至、当展覧会のキュレーター岡田智博が加わり、これからのクリエイティブシティ・ヨコハマを語りあいます。11月12日(金)19:15からの開催です。

 


「グレートリセット・スモールリブート ~その後をつくる創造力」
 Great Reset, Small Reboots by Artists

http://reboot2021.creativecluster.jp/
会期: 2021 年 10 月 29 日(金)~ 11 月 14 日(日) ※開催期間内無休
時間: 11:00-19:00 ※10 月 29 日(金)のみ 13:00 から
会場:BankART Station 横浜市西区みなとみらい5丁目1
みなとみらい線「新高島」駅直上 地下 1 階/「横浜」駅東口下車徒歩 12 分
※日産グローバル本社・資生堂グローバルイノベーションセンター向かい地下
入場料:900 円(中学生以下無料)
主催:一般社団法人クリエイティブクラスター
協力:アルフェイズ(グラフィックス)、オンデザインパートナーズ(展示空間創造)、BankART1929(会場協力)、横浜コミュニティデザイン・ラボ(地域協働)
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
本展キュレーター:岡田智博


クリエティブシティの新陳代謝 YOKOHAMA 2030+ ~スモールリブートナイト

http://reboot2021.creativecluster.jp/2021/11/06/yokohama2030_20211112/
開催日:11月12日(金)19:15-21:00
会場:『グレートリセット・スモールリブート』展会場内(横浜みなとみらい)
キャスト:栗栖良依(クリエイティブディレクター)
     西田司(建築家)
     竹本真紀(美術家)
     岡田智博(本展キュレーター)
コメンテーター :藤村龍至(建築家)

参加費:2,500円(ワンドリンク込み)
※『グレートリセット・スモールリブート』展にも入場できます。
※事前予約、当日来場どちらも可。
事前予約はPeaTix で簡単予約できます。リンク先の PeaTix よりチケットを御購入ください。https://yokohama2021-2030.peatix.com/