必見!の白井晃・新作 『Lost Memory Theatre』

Posted : 2014.08.18
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この春、KAAT神奈川芸術劇場のアーティスティック・スーパーバイザーに白井晃さんが就任したニュースは演劇界で大きな話題となった。その白井さんが8月21日から、就任第1作となる演劇作品『Lost Memory Theatre』を舞台にかけ、その真価を世に問う。

 

劇場そのものと音楽をモチーフに贈る

 

俳優で演出家の白井晃さんは、横浜を「東京とはまた一線を画した文化度の高い街」「早くから港を介して、広く外の世界へと開かれた土地柄を反映した、歴史と新しいものが混在する街」と呼ぶ。
自身、早稲田大学の演劇研究会に所属していた学生時代から、 劇団「遊◉機械/全自動シアター」を率いていた頃まで、よく横浜に足を運んだという。その横浜にある、KAAT 神奈川芸術劇場アーティスティック・スーパーバイザー(芸術参与)に、今年4月に就任した。
就任第1作として制作され、披露されるのが『Lost Memory Theatre』だ。

 世界で活躍する音楽家・三宅純さんが2013 年にリリースしたアルバム、「Lost Memory Theatre act-1」を舞台化する挑戦的な試みだ。 集った実力派キャストは、山本耕史さん・美波さん・森山開次さん・江波杏子さんら。テキストを手がけたのは、活躍著しい若手劇作家・演出家の谷賢一さん。

白井晃さんと三宅純さんは、これまでに『三文オペラ』(B.ブレヒト)、『中国の不思議な役人』(寺山修司)など、いくつかの舞台作品で共同作業を行なってきた。過去のコラボレーションでは、原作への白井さんの脚本・演出がまずあり、それに対して三宅さんが音楽を付けるという手法だった。今回はその逆で、三宅さんの音楽が先行して、その舞台化という希有な挑戦だ。

そしてとても楽しみなのは、三宅純さん率いる11名の歌手・ミュージシャンが舞台で演奏を行なうということ。
さらに100人超のオーディションから選ばれたダンサー4人、振付は今をときめく森山開次さんだ。

個性際立つキャスト・スタッフとともに、三宅さんのジャズの範疇を超えた多種多様な 音楽から想起されるイメージを、白井さんが音楽・ダンス・演劇を交えて構成して紡ぐ世界。
音楽と舞台芸術の新しいあり方を模索する、白井晃さん の就任第1作、お見逃しなく。

【イベント情報】
『Lost Memory Theatre』

会期:8月21日(木)~8月31日(日)
会場:KAAT神奈川芸術劇場ホール
最寄り駅:みなとみらい線日本大通り駅
料金:全席指定 S席7,800円 A席5,800円
お問い合わせ:
チケットかながわ0570-015-415(10:00~18:00)
        http://www.kaat.jp/d/l_m_t

原案・音楽:三宅純
構成・演出:白井晃
テキスト:谷賢一
振付:森山開次
出演:山本耕史、美波、森山開次、白井晃、江波杏子ほか
演奏:三宅純 (Piano, Fender Rhodes, Flugelhorn)、宮本大路 (Reeds, Flutes,Drums)、
伊丹雅博/今堀恒雄(Guitar,Mandolin,Oud)、渡辺等(Bass, Mandolin)、ヤヒロトモヒロ(Percussion)
noattach strings by Tomoko Akaboshi (弦楽四重奏)
歌手:Lisa Papineau 、勝沼恭子