イベント詳細

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第9回 かなぶん連句会 「刈り刈りて夏草の巻」

期間
2022/10/29(Sat) ~ 2022/10/29(Sat)

会場
県立神奈川近代文学館
エリア
関内・馬車道・日本大通り
開催時間
 13:30開始(13:00開場)<br />*16:30頃終了予定
料金
入場無料
詳細情報URL
https://www.kanabun.or.jp/event/17033/
お問い合わせ
公益財団法人神奈川文学振興会045-622-6666
選者による第六句に続けて、当日会場に集まった参加者が七句目以降を詠み、半歌仙(十八句)の連句を完成させます。七句目は、発句から六句までと類似する言葉やイメージから離れて、新たな世界へ転じてください。~刈り刈りて夏草の巻~ 発句 夏草や刈つても刈つても生えて来る 登(夏)脇   戦車を襲ふ黒山の蟻       櫂(夏)第三 国境の夜空をわたる風はるか    ゆかり(雑)四   上善如水で秋意尽くせり     登(秋)五  丸々と夕顔の実も望月も      櫂(秋・月)六   あらへうふらへう露のたましひ  ゆかり(秋)六の句の解説前句の、夕顔の実と望月から、北原白秋のこの歌を思い出しました。「月夜よし二つ瓢(ふくべ)の青瓢(あをふくべ)あらへうふらへうと見つつおもしろ」さらに、中秋の名月の翌日、物の怪(生霊)にとりころされた『源氏物語』の「夕顔」を思い、
〈あらひょうふらひょうと浮遊する、露のごとくはかないこの世の魂〉 と付けました。          小島ゆかり