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L PACKのカフェ「Yokoso Cocowa Cafedesu」ができるまで | NOSIGNERのラウンジ「Space Space」ができるまで
アーティストがヨコハマ創造都市センター(YCC/運営:横浜市芸術文化振興財団)を舞台に作り上げるカフェやラウンジが登場するのも「Find ASIA」の大きな特徴のひとつ。2012年まで日ノ出町にあった「竜宮美術旅館」を運営していたL PACKのカフェ、横浜を拠点に活躍中のNOSIGNERのラウンジのメイキングをご紹介します。

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L PACK「Yokoso Cocowa Cafedesu」 小田桐 奨と中嶋 哲矢によるユニット。バックパックに詰めた道具を様々な場所で開封し「コーヒーのある風景」をつくりだす。2010~2012年 「竜宮美術旅館」(横浜)、2012年より「きたもとアトリエハウス」の運営に関わる。2013年、青田 真也とのユニットNAKAYOSIであいちトリエンナーレ2013に合わせ「VISITOR CENTER AND STAND CAFE」(愛知)を期間限定でオープン。2014年からブックストアなどでイベントも開催。 |
7月11日(金)搬入開始
関内外に事務所を構える建築家から家具等の提供を受けられるということで、市内の鶴ヶ峰に向かい、本棚、ベッド、自作と思われるアクリルケースをピックアップ。汗だくでトラックから家具や資材を搬入開始。
実際の会場となるカフェではなく、地下にある広いスペースへ。L PACKのお二人の感想は「やっとはじまった!」。デスクワークが長かったので早く作業をしたかったのだそうです。
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7月16日(水)シミュレーション
モノが集まってきたので、遊びの感覚で組み合わせをシミュレーション。集めてきた家具は基本的に切ったりせずにそのまま使うことにしているのだとか。部屋の片隅にはバーカウンターらしいゾーンも出現。ちなみに下の鬼の面はカフェのシンボルとして配したい意向だとか。かつて持ち主が子供に言う事を聞かせるために使ったアイテムだそうで、その役目を終え、この場所へ…。
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7月22日(火)YCCカフェで設置開始
この日から、いよいよ会場となるYCCカフェで作業スタート。「僕たちが一日いる場所なので体にフィットした空間でないと。作って見てもらうだけのインスタレーション作品とはそこが違うところですね。なので会期がはじまっても、ちょこちょこ模様替えをしていくと思います」と小田桐さん。
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7月24日(木)配置順調
地下のスペースから運び上げた家具や機材を配置。地下でシミュレーションしたものの空間が違うので、同じにはならないという。歴史的建造物が着々とL PACK色に。
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7月29日(火)ほぼ設置完了
家具や機材の設置はほぼ完了し、この日は初日のランチパーティに向けての会場作り。普段はYCCカフェとしておなじみの広々とした空間が、「Find ASIA」への入り口「YocosoCocowaCafedesu」へとすっかり変貌。
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L PACKプロデュースの「元祖?(ハテナ)弁当」のパッケージ。毎週末、数量限定でカフェで販売されます(14:00まで)。日中韓メニューの3種類のうち、どれが入っているかは開けてからのお楽しみ。なぞなそが書いてある海苔付きで600円。 |
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通常のカフェ営業に加えて行う、モーニングとバータイムの準備も着々と。「いつもよりちょっと早起きして、朝ごはんを食べにきてもらう。それだけのことですけど、いつもとは少し違った一日になるかもしれない、特別にな時間になるといいですね」とお二人。 |
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7月31日(木)本番前日
いよいよオープン前日。アーティスト今井俊介さんがデザインしたエプロンも出来上がり、お二人とも着用して最後の作業中。
お二人のお人柄のせいか、オープン前日とは思えない穏やかで静かな雰囲気です。
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L PACK「Yokoso Cocowa Cafedesu」の詳細はこちら → |
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NOSIGNER「Space Space」 「社会や未来に良い変化をもたらすためのデザイン」を生み出すことを理念に活動するデザインファーム。グラフィック・プロダクト・空間などのデザイン領域にとらわれず、ビジネスモデルの構築やブランディングを含めた総合的なデザインを手がけている。また、経済活動としてのデザインのみならず、災害時に役立つデザインを共有する「OLIVE PROJECT」をはじめとしたオープンソースデザイン、地場産業、科学技術、教育、サステナビリティ、文化交流などの分野で社会に意義のあるイノベーションを生み出している。 Space Space |
7月22日(火)資財搬入、設置開始
来場者が自由に時間を過ごせるラウンジを兼ねた空間に、宇宙から見たアジアの夜景を再現する空間インスタレーション。その現場での作成がこの日からスタート。宇宙からアジアを見れば国境なんてないというメッセージとともに、2000~3000kmもの高度から夜のアジアを見下ろす、多くの人にとって未知の体験が味わえる。床に敷き詰めた黒い導電性スポンジに小さなLED電球をひとつひとつ「植えて」いくという、想像以上に緻密かつ地道な作業がはじまった。
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7月29日(火)LED設置
既製品のLEDをひとつひとつ加工し、プロジェクターで映し出した画像に合わせて、これまた手作業で植えていく地道な作業(スタッフの皆さんは「田植え」と呼んでいました)が連日続く。日本列島が出来上がっていました。
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7月31日(木)オープン前日
暗い部屋で実際に光らせながらLEDをさらに埋め込んでいく作業の真っ最中。この地道な作業が一体どんな夜景になったのか、ぜひ現場でご覧ください!
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ラウンジ「Space Space」の詳細はこちら → |
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