新しくなった横浜アリーナに潜入! 地元学校とのコラボも

Posted : 2016.07.08
  • facebook
  • twitter
  • mail
今年1月からの約半年間の大規模改修工事を経て、7月にリニューアルオープンした横浜アリーナ。角松敏生さんのこけら落とし公演を前に開かれた地元住民向けの内覧会では、普段は入ることのできないスイートや控室も公開され、ステージでは地元小学校のマーチングバンドや横浜F・マリノスの公式チアリーディングチームがパフォーマンスを披露した。

160706arena_001

大画面「ヨコアリビジョン」がお出迎え

160706arena_002

アリーナ正面には、366インチのLEDビジョン(通称「ヨコアリビジョン」)を導入。イベントタイトルやアーティストのミュージックビデオなど、さまざまな映像を放映し、入場前のオーディエンスを盛り上げる。

ウェルカムメッセージ&館内用インフォメーション映像は、アリーナからほど近い横浜デジタルアーツ専門学校の総合デザイン科3年生と、CG科2年生が制作。横浜アリーナのオリジナルキャラクター「ヨコアリくん」が、画面から出迎える。

LED照明で環境に配慮

160706arena_003

メインアリーナ内の水銀灯とハロゲン灯は、計920灯すべてをLED照明に更新。ロビーや控室など、入場客や関係者が出入りするエリアもすべてLED化し、国内のアリーナクラスのイベントホールでもいち早く、照明設備の全数LED化を実現した。

また、メインアリーナ内の照明のLED化により、天井面全体で10トンを超える軽量化を実現したため、天井吊荷重許容量が増加したという。

内装・サインも一新

160706arena_004

各階のロビーには、横浜アリーナのコーポレートカラーであるアリーナブルーが多用されている。テーマは「落ち着きを保ちながらも高揚感を感じさせるデザイン」。ところどころにヨコアリくんが散りばめられ、ロッカーはヨコアリくんとイコライザーをモチーフにしたデザインとなっている。

160706arena_005

モダンなフォントで統一されたサインは、混雑していても見えるよう、デザインだけでなく、大きさや位置も工夫した。横浜アリーナのような客席可動式の会場では、イベントによって席のパターンが変わるため、より効率よく入場客を案内できるよう、警備会社などからもヒアリングを行ったという。ユニバーサルデザインを活用し、各種トイレや自販機、公衆電話などを表すピクトグラムが表示されている。

160706arena_006

シナトラやプリンスも公演したアリーナの歴史

160706arena_007

1989年に開業した横浜アリーナでは、国内外のさまざまなビッグスターが公演を行ってきた。控室周りの通路に設けられた「ヒストリーロード」では、過去の公演の年表や写真を掲示。フランク・シナトラ最後の来日公演、新日本プロレスのアントニオ猪木、1996年のプリンスの来日公演など、往年のスターの貴重な様子も見られる。

160706arena_008

特別公開のスイートに潜入

160706arena_009

全2室のスイートと全8室のボックス席は、一般にチケットが売り出されることはほとんどなく、関係者席として使用されるため、入ることはめったにできない。大きなソファとテレビのある前室を抜けるとあるスイートの観覧席には、パリのオペラ座に導入実績のあるフランスのメーカー「キネット・ギャレー・ルネッサンス社」製の高級グレード仕様の座席を採用している。

スイート・ボックス席がある3階の廊下には、リンゴ・スターの公演や、伊達公子選手も出場した1993年の東レ パン・パシフィック・テニスのポスターがある。

160706arena_010

このほかロビーの売店にはデジタルサイネージによるメニュー表示や電子マネー決済を導入し、混雑時のストレスを軽減。トイレも全面リニューアルし、女子トイレにはパウダーコーナーも設置された。

ウェブサイトでは、周辺のレストランやホテルなど、開演前・終演後のおすすめ情報の発信にも力を入れている横浜アリーナ。新しくなった施設と新横浜グルメを楽しみに、ライブイベントに足を運んでみては?

【スポット概要】

会場:横浜アリーナ
住所:横浜市港北区新横浜3-10
アクセス:新横浜駅(JR横浜線・横浜市営地下鉄ブルーライン)徒歩9分
詳細はウェブサイトから
https://www.yokohama-arena.co.jp