横浜・赤レンガ倉庫に70年代の音楽とポップカルチャーが蘇る!

Posted : 2015.08.07
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1970年代、日本のロックシーンは熱かった。ファッションも広告デザインも大きな変革の波に揺れていた。そんな時代の息吹を、ポスター、レコードジャケット、楽器や雑誌の展示やイベントによって体感する「70’s バイブレーションYOKOHAMA」。横浜赤レンガ倉庫にて開催中(〜9月13日)。
70年代へと時間旅行しよう

はっぴいえんど、頭脳警察、 村八分、四人囃子、ハルヲフォン…こうした日本のロックバンドの名前に涙する年季の入ったファンには懐かしさが募る。そしてYMOへ。

1970年代の日本にそれまではなかった若者のカルチャーが誕生し、それが広がった時代。細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂によるはっぴいえんどの結成が1969年、細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏によるイエローマジックオーケストラ(YMO)がワールドツアーを行なったのが1979年から80年だ。ライブハウスが隆盛し、大規模な野外フェスティバルが行なわれるようになり、一方ラジオの深夜放送という親密な媒体も人気があり、日本のロックはどんどん広がっていった。
70年代の若者文化は音楽だけではなくファッション、映画、演劇、雑誌、広告、写真などにも変革をもたらした。レコードジャケットや、映画ポスター、雑誌表紙の原画などの展示からは、当時鮮烈だったデザイン手法などが見て取れる。鋤田正義さん、野上眞宏さん、井出情児さんなどの写真家がロックスターの表情を捉えたモノクローム作品群には当時の空気が鮮明に切り取られている。今のロックカルチャーのルーツを知りたいという若い層にとっても意外な発見があるはずだ。

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目を引くのは、YMOの1979年のワールドツアーに使用された楽器が、当時の3人のステージでの立ち位置そのままに再現されているコーナー。機材の設置順も、忠実に積み上げられた。当時のステージ衣装も展示され、世界を席巻することになる若きYMOの熱気と興奮が伝わってくる。

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さらに、横浜の70年代をテーマに構成したコーナーも。一般から募集した写真や、当時のヒット曲がかけられるジュークボックス、まだ埋め立てられていない横浜港周辺の地図などで、東京とはまた別の顔を持っていた横浜の情景が甦る。
ザ・ゴールデン・カップスのエディ藩さんはこんなコメントを寄せている。
「当時は音楽の技術的にはまだコピーのレベルでしかなくて、模写している時代だった。
それでも時代やなにかに反抗したくなるような気分があったね。
ロックっていうのは、一番大事なのは生き様だったんだよ。」
熱い空気が湧き上がってくる。

Marine_Tower

 

展示以外にも、片岡義男さん、田中康夫さんらがアナログ盤をかけながら行なうトークショーや、南佳孝、鈴木茂、小原礼らによるプレミアム・ライヴなど、関連イベントも盛りだくさん。
熱かった70年代を知る人も知らない人も、時間旅行へいざ。


【イベント情報】
「70’s バイブレーションYOKOHAMA」
会期:8/1 (土)~ 9/13 (日)
時間:<日~木>10:00~19:30 <金・土>10:00~20:30
    ※最終入館時間は閉館の30分前まで
会場:横浜赤レンガ倉庫1号館1階、2階、3階
最寄り駅:みなとみらい線「馬車道」駅、「日本大通り」駅
料金:<一般>当日1,200円/前売1,000円
    <高校・大学>当日700円/前売500円
    ※中学生以下、無料
詳細はウェブサイトから http://momm.jp/70/
イベントについては  http://www.momm.jp/70/index.html#event