アーティストの制作現場を見に行こう!BankART Artist in Residence OPEN STUDIO 2015

Posted : 2015.06.15
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横浜を代表するアート拠点のひとつ、「BankART Studio NYK」では現在、49組のアーティストがスタジオを構え、滞在制作している。6月19日(金)からの10日間、このスタジオを一般公開する。アーティストたちの制作現場が見られる絶好のチャンスだ。

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横浜の「モノを生み出す」現場を体感する

 横浜のアート・ファンにはお馴染みの、横浜港の運河沿いの元日本郵船海岸通倉庫を改装した「BankART Studio NYK」。3階建て約3,000㎡の空間の2階と3階に、今年4月、公募で選ばれた49組のアーティストたちが入居した。3か月間、区画をスタジオとして借り、作品を制作する『アーティスト・イン・レジデンス』という事業だ。その制作現場が6月19日(金)~28日(日)の期間、一般公開される。

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アーティストの活動領域は、平面絵画、デザイン、建築、ダンス、写真など、さまざま。オープンスタジオでは、作品の展示をする人、ワークショップを行なう人、通常の制作過程を見せる人もいる。期間中はアーティストたちと直接にふれあい、コミュニケーションできるのがなによりの魅力だろう。

BA3_8458そのひとり、水口鉄人さんは、絵の具によって造形した「テープ」を貼り付ける絵画作品を制作している。一見、ただのビニールテープにしか見えないものが、それ自体が手の込んだ制作物だとは! 水口さんご自身と会話して制作意図を聞いてみたくなるはずだ。水口さんは広島県出身のアーティスト。
初めての横浜での滞在制作はどんな意味をもたらしただろうか?
「ここを出た後も横浜で制作を続けたいと思っています。横浜は案外のんびりしていて、アーティストにとって居心地がいいですから」と言う。横浜が「モノを生み出す場」として魅力的なのは嬉しいことだ。

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宮間夕子さんは大作を制作中だ。

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ほかのアーティストたちも準備に余念がない。
苫野美亜さんはワークショップを行なう。28日(日)には「 Dance Performance LIVE~Point of departure~」 の公演もBankART Studio NYK全館を舞台に開催する。

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榎本多賀さんは草稿、型紙彫り、糊置き、染色等の型染めの一連の作業を記録しながら着物を制作中。

49組のアーティストの制作現場を体感し、言葉を交わす機会が楽しみだ。
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【イベント情報】
BankART Artist in Residence OPEN STUDIO 2015

会期: 6月19日(金)~28日(日) 11:00-19:00
会場:BankART Studio NYK
最寄り駅:みなとみらい線「馬車道」駅ほか
入場無料
※オープニングレセプション:6月19日(金)18:45~ 一般参加費:¥500
お問い合わせ:BankART1929(BankART Studio NYK)
TEL: 045-663-2812  studio@bankart1929.com