イベント詳細

美術 その他 文芸

企画展「江戸刷リ物品定メ ~二代目金沢文庫長の秘策~」

期間
2020/7/31(Fri) ~ 2020/9/27(Sun)

会場
神奈川県立金沢文庫
エリア
その他
開催時間
 9:00~16:30(入館は16:00まで)
料金
一般 250円20歳未満及び学生 150円高校生・65歳以上 100円
詳細情報URL
https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/bunko/tenji.html
お問い合わせ
神奈川県立金沢文庫045-701-9069
今から90年前に開館した神奈川県立金沢文庫は、たった二人の専門職員によってはじめられました。一人は初代文庫長・関靖(1877~1958)、もう一人は神奈川県初の司書・熊原政男(1908~1980)です。 開館当初の「精神文化の育成」という設立目的は、第二次世界大戦中、戦意高揚に利用され、戦後の金沢文庫は難しい局面を迎えます。このとき二代目文庫長に就任した熊原は、郷土意識を盛り立て戦後復興の原動力とする活動を積極的にして、危機を乗り切るという「秘策」を繰り出します。開館以来収集してきた近世の版本類を、絵図・地図、金沢八景、徒然草といったテーマのもとにコレクション化して、神奈川県近郊の催事場に出開帳し、関連書籍を出版して、金沢文庫をおおいにアピールしたのです。 本展示では、二代目金沢文庫長が品定めした江戸時代の刷り物によって、神奈川県立金沢文庫のはじまりの物語を紡ぎます。