イベント詳細

歴史・文化 文芸

特別展「南方ノート」と「戦後日記」――大佛次郎が見た戦中・戦後

期間
2023/8/29(Tue) ~ 2023/12/10(Sun)

会場
大佛次郎記念館 2階ギャラリー
エリア
元町・中華街・山手
開催時間
 9月まで:10:00~17:30(最終入館17:00)<br />10月以降:10:00~17:00(最終入館16:30)
料金
一般200円 団体(20名以上)150円、中学生以下無料  ※横浜市在住の65歳以上の方100円(濱ともカード等をご提示ください)  ※毎月第2・第4土曜日は高校生以下無料 ※毎月23日は「市民の読書の日」につき、高校生以下無料 ※障がい者手帳をお持ちの方とお付添の方1名は無料
詳細情報URL
http://osaragi.yafjp.org/etc/8079/
お問い合わせ
大佛次郎記念館 osaragi@yaf.or.jp
本展は、2023年刊行の新著『南方ノート・戦後日記』の出版を記念する展覧会。6冊のノートに綴られた南方(現東南アジア諸国)視察中の日記(1943.11~1944.2)と、既刊『敗戦日記』に続く8冊の戦後日記(1946.3~1950.8)の内容が、初めて活字化されました。大佛次郎は南方から帰国後、「別の生き方が初まっているのである」(『敗戦日記』1944.10.9)と記し、南方体験が転機となったことを示唆しています。しかしながら、その南方での記録は、『帰郷』をはじめとする小説や随筆などで描写される以外、公開されてきませんでした。本展は、二つの「日記」の記述をたどることで、戦中の南方、敗戦直後の日本で大佛次郎が何を見、何を思ったのか、作家の視線とその思いにせまります。検閲を経ない個人の「日記」だからこそ書ける当時の社会状況や、作家として、雑誌「苦楽」を世に送る出版人としての苦悩など、等身大の大佛次郎を通して激動の時代を紹介します。