イベント詳細

音楽

レオノーラ・アルメッリーニ ピアノ・リサイタル

期間
2023/7/14(Fri) ~ 2023/7/14(Fri)

会場
青葉区民文化センター フィリアホール
エリア
横浜・北西(あざみ野・長津田・中山)
開催時間
 19:00開演(18:30開場)21:00終演予定
料金
S¥5,000 A¥4,000
詳細情報URL
https://www.philiahall.com/html/series/230714.html
お問い合わせ
◎オフィス諷雅 https://www.officefuga.jp  ☎03-5778-5288(平日のみ9:30-17:00)◎チケットぴあ https://t.pia.jp[Pコード:234-207]◎イープラス https://eplus.jp◎フィリアホールチケットセンター ☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
2021年ショパン国際ピアノ・コンクール第5位、豊潤な音色で魅了! なんという美しい輝きに満ちたサウンドなのだろう。 レオノーラ・アルメッリーニの演奏を聴いた時の、私の第一印象である。2021年にワルシャワで開催されたショパン国際ピアノコンクールのオンライン配信を通して、歌心あふれる彼女の演奏に、多くの人がくぎ付けになったに違いない。 1992年、イタリア北東部のパドヴァ生まれ。地元の音楽院を卒業後、17歳で名門サンタ・チェチーリア音楽院を最優秀の成績で卒業。18歳で挑んだショパン・コンクールでは「ジャニア・ナウロッカ」賞を、そして11年後に再び参加して第5位を受賞した。 ほとばしるパッションのなかに漂う気品は、プリマドンナを思わせる。豊かな質感の音が織りなすレガートは、アルメッリーニの真骨頂であり、光沢を帯びたその響きは、聴く者を惹きつけてやまない。彼女の指のコントロールは緻密で、音の一つひとつに鮮やかな生命を与えている。また、デリケートな音楽の呼吸は、ショパン特有のルバートの表現にも大きく貢献している。落ち着いたまなざしとわき上がるような創造性は、ショパン・コンクールのファイナル出場者のなかでも際立っていた。 この来日公演のプログラムは、シンプルなスタイルの愛らしいハイドン《アリエッタと12の変奏》に始まる。プロコフィエフ《ピアノ・ソナタ第2番》の演奏には高度な演奏テクニックと多彩な響き、そして《ロミオとジュリエット》では劇的な表現が求められる。これらの作品は彼女の魅力を存分に引き出してくれることだろう。また、ショパンのピアノ・ソナタは、コンクールで演奏されなかった第3番をとりあげる。 ショパン・コンクール以降、初来日となるアルメッリーニのリサイタル。彼女の演奏をコンサートホールで聴ける日が待ち遠しい。 (音楽評論 道下京子)ピアノ◎レオノーラ・アルメッリーニハイドン◎アリエッタと12の変奏 変ホ長調 Hob.XVII:3プロコフィエフ◎「ロメオとジュリエット」Op.75 より 街の目覚め モンターギュ家とキャピレット家 別れの前のロメオとジュリエットショパン◎ピアノソナタ 第3番 ロ短調 Op.58 ほか