イベント詳細

美術

岩崎ミュージアム第482回企画展 大野公士展 identification <後期>

期間
2023/1/21(Sat) ~ 2023/2/26(Sun)

会場
岩崎博物館(ゲーテ座記念)
エリア
元町・中華街・山手
開催時間
 開館時間:10:00~17:00(最終入館は16:30)
料金
大人300円/小人(小・中学生)100円
詳細情報URL
https://www.iwasaki.ac.jp/museum/
お問い合わせ
岩崎ミュージアム 045-623-2111
ボルネオに現在も残る伝統的文身の意味は、死後に光を放ち冥界の闇を照らし浄土へ辿り着くための道標である。それは現在でも信じられており引き継がれて現実の身体に文身を行なっている。 ギリシア時代から近代に至るまで、プシュケ・霊魂は多くの学者によって議論されてきたが、現代では霊魂は科学的根拠がないと考えられ公共の場で真剣に議論されることは少ない。 しかし、霊魂や冥界などの抽象概念を認識することは、脳高次機能による思考力の発達が必要だといわれている。現在発見されている最も古い埋葬は約10万前のネアンデルタール人のものとされている。また救命医療における蘇生治療の最前線で多くの医師が患者の臨死体験に触れ、意識と霊魂、臨死体験との関係性に科学的パラドックスがあると指摘している。 死後に光を放つというボルネオ文身を透彫した人体木彫をメインに、現世から彼岸をイメージした空間を構成する。■プロフィール1971年 東京生まれ1994年 多摩美術大学美術学部彫刻科卒業1996年 多摩美術大学大学院美術研究科彫刻専攻卒業2002年~2018年 順天堂医科大学第一解剖学研究室 研究員2017年 文化庁芸術家海外研修員、ワールド・アート・デルフト・オランダ2017~2020年 アムステルダム在住2020年~ 東京在住、スタジオ横浜(日本)/Art Center Aalsmeer(オランダ)