イベント詳細

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特別展「生誕110 年 吉田健一展 文學の樂み」

期間
2022/4/2(Sat) ~ 2022/5/22(Sun)

会場
県立神奈川近代文学館
エリア
みなとみらい・桜木町
開催時間
 9:30~17:00(入館は16:30まで)<br />※休館日:月曜日(祝日は開館)
料金
一般700円(500円)65歳以上・20歳未満及び学生350円(250円)高校生100円(100円)中学生以下は無料[予定]*( )内は20名以上の団体料金※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者手帳、戦傷病者手帳の交付を受けている方は、手帳もしくは、ミライロIDの提示で無料(詳しくはお問い合わせください)。
詳細情報URL
https://www.kanabun.or.jp/exhibition/16237/
お問い合わせ
公益財団法人神奈川文学振興会045-622-6666
 吉田健一(1912~1977)は自らを「文士」と称し、磨き上げられた独特の文体で、翻訳、批評、随筆、小説の間を自在に往来しながら個性あふれる作品を次々と世に送り出し「文學の樂み」について繰り返し私たちに語りかけました。 吉田は宮内大臣・牧野伸顕の孫、外交官・吉田茂の長男として生まれ、済南、パリ、ロンドン、天津の地でそれぞれの風土に触れ、日本語以上に自然に英語に親しんで幼少期を過ごしました。暁星中学を経てケンブリッジ大学に進学し、そこで文士と学者両面を合わせ持つF・L・ルカスに師事したことは、吉田が日本で文学の道へ進む選択をする上で大きな影響を与えました。進学から半年で帰国し、生涯の師・河上徹太郎と出会い、文士への道を歩き始めます。 当館では2016年にご遺族から受贈した資料約5,700点を「吉田健一文庫」として保存してきました。本展はそれらの資料を中心に、生誕110年を迎えるその生涯と作品を辿る初めての展覧会です。 第1部で翻訳、批評、英文学論から出発し、文学の幅広い見識や幼少期に培った国際感覚を生かした独自の地位を確立する過程を紹介。第2部では愛読書の翻訳、怪奇幻想への関心に基づく作品群、愛着を持つ作品に寄せる思い、食や酒とともに豊かな時間を過ごす旅、多方面に亘る交友などを取り上げ、吉田健一の文学世界を展観します。