イベント詳細

文芸

特別展よみがえる中世のアーカイブズ―いまふたたび出会う古文書たち―

期間
2021/10/1(Fri) ~ 2021/11/28(Sun)

会場
神奈川県立金沢文庫
エリア
その他
開催時間
 9:00~16:30(入館は16:00まで) 
料金
20 歳以上500 円(400 円)20 歳未満・学生400 円(300 円)65 歳以上200 円(100 円)高校生100 円中学生以下・障がい者は無料※( )内は20 名以上の団体料金
詳細情報URL
https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/bunko/tenji.html
お問い合わせ
神奈川県立金沢文庫電話:045-701-9069
 鎌倉幕府執権北条氏の一流にあたる金沢北条氏を確立した北条実時(一二二四〜七六)は、六浦荘(現在の横浜市金沢区)に拠点を置き、菩提寺の称名寺を開き、隣接して金沢文庫を創設しました。金沢文庫は鎌倉屈指の蔵書を誇りましたが、鎌倉幕府滅亡後、称名寺や金沢文庫に収蔵された史料の一部は、長い歴史の中で国内外に流出・散逸しながらも、多くの人びとの手によって守り伝えられてきました。こうした流出資料のうち、最大規模の史料群として、大阪青山歴史文学博物館の所蔵する称名寺旧蔵資料があります。 大阪青山歴史文学博物館は、多くの文書・典籍を収蔵する博物館です。「本物に触れて学び、感性を磨く」を教育理念の一つとする大阪青山学園が、創設者の塩川利員氏(一九二五〜二〇〇七)によって収集された貴重な文化財を調査・保存・展示するための施設として同館を設立しました。 本展では、同館所蔵品のうち金沢文庫(称名寺)ゆかりの文化財をお借りし、金沢文庫に収蔵されている関連資料と一堂に会することで、失われた中世文庫(ふみくら)に収められたアーカイブズ(歴史資料群)の豊穣な世界を復元します。 なお本展は二〇一八〜二〇一九年度東京大学史料編纂所一般共同研究(国宝「称名寺聖教・金沢文庫文書」の書誌学的復原研究―『薄草紙口决』を中心に―)の成果の一部です。