レポート「創造的思考で解く横浜の未来」~文化芸術創造都市・横浜プラットフォーム中間報告会

Posted : 2018.10.12
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2018年9月11日・アーツコミッション・ヨコハマ(以下ACY)は、シンポジウム「創造的思考で解く横浜の未来」~文化芸術創造都市横浜プラットフォーム中間報告会を横浜美術館にて開催しました。

ACYがクリエイターと共に取り組むプログラム報告

ACYのこれまでの取り組みの紹介から、クリエイターが企画した3つのプロジェクトを振り返り、「創造的思考で問う、横浜の未来」をテーマにしたクロストークが行われ、多くのご来場者様のもと報告会は盛況となりました。

会場の横浜美術館前では、開演を待つ来場者向けに特設された屋外空間でのカフェサービスが振る舞われました。

ACYのこれまでとこれから

冒頭では、ACYのプログラムオフィサー・杉崎栄介から、2007年より立ち上がったACYのこれまでの活動および2016年より新たな取り組みとして横浜市と財団の共同で行う「文化芸術創造都市・横浜プラットフォーム」の形成についてお伝えしました。ACYの次のステージは、プラットフォーム活動を柱として様々なプレーヤー同士が出会い相乗効果を生み出すための触媒機能を担う都市基盤を目指しています。

2017年度のACYプラットフォーム活動では、クリエイターと企業・行政等が目的を持って出会うプログラムを3つの方法で実現しました。

太刀川英輔-「2059 FUTURE CAMP IN YOKOHAMA 」


太刀川英輔さん(デザイン・ストラテジスト/NOSIGNER代表)

デザイン・ストラテジストの太刀川英輔さんは、“未来について、新しい仲間と遊びながら考える一日”をテーマにしたプログラム「2059 FUTURE CAMP IN YOKOHAMA」(2018年2月25日@横浜みなとみらいホール、横浜美術館にて実施)について振り返っていただきました。

参加者の方々からは、フィールドを超えた出会いやネットワークが生まれ、ワークショップやディスカッションの中からは新たな刺激・インスピレーションが得られたとご好評いただく創発型のネットワークプログラムとなりました。

熊谷玄さん-「公共空間活用調査」


熊谷玄さん(ランドスケープデザイナー/stgk代表)

ランドスケープデザイナーの熊谷玄さんは、公共空間の様々な活用とクリエイターの活躍をテーマに、水辺に着目しエリア一帯をつなぐ横浜の新たな魅力づくりについて、仮設の企画「横浜を繋ぐイルミネーション」を通じた関係各社・行政へのヒアリング調査を実施(2018年1月~3月)。

その結果、プラットフォーム自体がエリア連携のためにできることは多い、と考察され、今後は具体的なプログラムの検討に進むことが報告されました。

石神夏希さん-「横浜という体験をデザインする講座 」


石神夏希さん(劇作家/ペピン結構設計、NPO法人場所と物語理事長、The CAVE取締役))

劇作家の石神夏希さんは、まちづくりのソフトにおいてクリエイティブをどのように使えばよいか、どのような可能性があるのか、基本的な知識や考え方を注入するプログラム「横浜という体験をデザインする講座」(2018年3~4月@The CAVEBUKATSUDOmass×mass関内フューチャーセンターにて実施)を企画されました。

まちの人たちにとって、横浜で暮らし、横浜で働く価値とはなにか。訪れる人たちにとって、横浜はどんな場所として記憶されるのか。講座参加者は、全3回にわたるテーマ設定ごとの講座からまちの個性を再発見・再定義する力を養いました。

■クロストーク

休憩を挟んだ後、第二部では、恵良隆二(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団専務理事)と共にクリエーター3氏が第一部のプログラム報告のフィードバックからクロストークを行いました。各プログラムに対しての質問から提案まで実践的なアイデアが飛び交い、横浜の未来への期待が語られる場となりました。

■質疑応答・交流

会場からの質疑を行った後、来場者様同士の交流タイムを経て、中間報告会は閉会となりました。沢山のご来場、まことにありがとうございました。今後も、引き続きACYおよび文化芸術創造都市・横浜プラットフォームの活動にご期待下さい!


「創造的思考で解く横浜の未来」
~文化芸術創造都市・横浜プラットフォーム中間報告会

日時:2018年9月11日(火)19:00~21:30
会場:横浜美術館・カフェ小倉山(美術館建物正面左側)
料金:入場無料(予約制)

主催:横浜市文化観光局、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団
助成:平成30年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業