ポート・ジャーニー・プロジェクト ディレクターズミーティング横浜

Posted : 2014.09.09
  • facebook
  • twitter
  • mail
港町、横浜。横浜と世界各地の港町をむすぶ文化交流プロジェクトが「ポート・ジャーニー・プロジェクト」。各都市の、芸術活動を展開する施設や機関のディレクターが横浜に一堂に会して「ディレクターズミーティング」を開催する。港町どうしのアーティストたちがどんな活動をしているのか、どんな支援が行なわれているのか、興味深い。

PJimage

世界の港町から横浜へ、アート仲間と共有する3日間

アメリカ・サンディエゴ、オーストラリア・メルボルン、ドイツ・ハンブルク、そして横浜。世界の港町との文化交流を図る「ポート・ジャーニー・プロジェクト」は、2011年から、横浜港に面する「象の鼻テラス」を拠点として行なわれてきた。

2013年には、横浜のアーティスト、さとうりささんがメルボルンに派遣され、街を旅し、現地の人たちと交流しながら、作品を展示した。そしてその帰国報告展が象の鼻テラスで開催された。さとうさんを含む、このプロジェクトに参加した4人のアーティストたちの作品が展示され、プロジェクトのこれまでを振り返る。

そして、上記の港町に加えて、フィンランド・ヘルシンキ、フランス・ナント、韓国・光州からのディレクターが参加して行なわれるのが、 それぞれのプレゼンテーションと意見交換会からなる「ディレクターズミーティング」だ。各都市の推進メンバーが横浜に一堂に会して直接に交流し、同時発信することで、ネットワークの関係性をより強固にし、活動を促進するのが目的だ。

どの都市もそれぞれ独自の文化戦略を持っており、アーティストをサポートする仕組みづくりを模索している。特異な芸術活動を繰り広げる施設や機関のディレクターたちがどんな報告をしてくれ、どんな意見が飛び出すか、楽しみだ。

クリエイティブに関心のある人には、各都市のアーティストを支える人々の話が聞ける絶好の機会となりそうだ。

 【イベント情報】
ポート・ジャーニー・プロジェクト ディレクターズミーティング横浜
「ヨコハマ・トリエンナーレ2014」創造界隈拠点連携プログラム
「まちにひろがるトリエンナーレ」

会期:9月12日(金)〜14日(日)
※展示は9月12日(金)~15日(月・祝)

会場:象の鼻テラス
最寄り駅:みなとみらい線馬車道駅、日本大通り駅
入場料: 無料(9/14スナックゾウノハナのドリンク有料)
お問い合わせ:TEL045-661-0602
http://www.zounohana.com/

イベントタイムテーブル 

9月13日(土)
◆トーク
(無料/同時通訳)
11:00~ 
「ハバロフスク・ウラジオストク・ヨコハマ —極東ロシアとの交流事情—」
関和明(関東学院大学)
12:00~ 
「芸術の国際交流—日本美術を海外へ」
伊東正伸(国際交流基金 文化事業部企画役)

◆都市ディレクター・プレゼンテーション
(無料/同時通訳)
13:30~17:25
ダニー・レイシー(WEST SPACE ディレクター/メルボルン) ※ スカイプ参加
ジェイムズ・イーノス(THE PERISCOPE PROJECT ディレクター/サンディエゴ)
ミヒャエル・クレス(FRISE ディレクター/ハンブルク)
ライハ・コリ(FRAME ディレクター/ヘルシンキ)
パトリック・ジュジェ( LE LIEU UNIQUEディレクター/ナント)
シヨン・ジン(メディア アート ディレクター /光州・韓国)

◆ディレクターラウンドテーブルトーク(無料/同時通訳)
18:00~19:20
全ディレクター、招聘アーティストによるディスカッション

 9月14日(日)
◆ミハイル・カリキス プレゼンテーション
(無料)
17:00 ~ 
象の鼻テラスで同時期開催の「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014」イベント
アーティスト ミハイル・カリキスのプレゼンテーション 

◆スナックゾウノハナ
(ドリンク有料)
19:00 ~ 
今回の展示作家、ミヒャエル・クレスのホストによるスナックを開催

 9月12日(金)〜15日(祝・月)
◆展示
1)10:00~20:00
アーカイヴ展示
参加作家:
プルー・クローム、
パトリック・シールズ& ティム・シュヴァルツ、
さとうりさ、
AKI INOMATA

2) 19:00~24:00 (12日は20:30~)
ミヒャエル・クレス PORT JOURNEY YOKOHAMA → HAMBURG
「ADORE / If Fans Are Artists – Artists Are Fans.」
映像展示