ダンスを見に行こう!東京ELECTROCK STAIRS 新作公演

Posted : 2013.10.10
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HIPHOPを中心としたテクニックをベースとしながらも独自の表現をつくりあげるダンサー・振付家のKENTARO!!が、主宰するダンスカンパニーの東京ELECTROCK STAIRSを率いて、新作『つまるところ よいん』を上演する。コンテンポラリー・ダンスのパフォーマンスを見たことがない人にもオススメ。気負いなく楽しみに行ってみてはどうだろう。

見た後に、どんな感情が湧いてくるだろう?

コンテンポラリー・ダンスの公演を見に劇場に足を運ぶ、ということには、これまで無縁だった人もいるだろう。でも、ダンスといってもヒップホップなら親しみがあるのでは? いやしかし、ヒップホップは路上で勝手気ままに踊るもので、作品として創作されるものなのか、劇場の観客を前にして評価されうるものなのか、といぶかしくも思うかもしれない。

そんな人はぜひ一度、KENTARO!!の作品を見に行ってほしい。小学生のときからヒップホップに興味を持ち、「カッコよく」踊ることに夢中だったKENTARO!!だが、ある日、多くのダンサーに熱狂的に信奉されたピナ・バウシュの作品を見て、価値観が一変したという。誰にも負けないと自負するダンス・テクニックで、「見てもらった後に何かの感情が残せるような作品をつくりたい」と考えるようになった。KENTARO!!の作品は、誰も拒まないとっつきやすい表現のおかげで、思いがけない共感に浸ることができる。

『東京るるる』より 写真撮影:大洞博靖

『東京るるる』より 写真撮影:大洞博靖

 

彼の作品は音楽が重要なファクターであるところも面白い。作品づくりは音楽をまず自分でつくることから始まるのだという。音楽と振付との関係も、6月に発表した『東京るるる』で新境地が開けたのだそう。今回の『つまるところ よいん』では、その音楽の果たす役割がさらに広がり、セリフも含まれてくるというから、しっかり耳も澄ませたい。

KENTARO!!は横浜ともゆかりが深い。振付家のための登竜門、「横浜ダンスコレクションR 2008」で「若手振付家のための在日フランス大使館賞」を受賞したことが、大きな転機になったという。彼が主宰する「東京ELECTROCK STAIRS」は、今年1月に行なったニューヨークでのパフォーマンスが「ニューヨークタイムズ」紙で称賛された注目のダンス集団。今回は、俳優とゲストダンサーも加わっての舞台となる。

「今、あの頃の思い出が甦る。そしてもう、戻らない」――このサブタイトルにはどんな想いが込められているのだろうか。このパフォーマンスを見た後に、どんな感情が湧いてくるだろうか。

 

【東京ELECTROCK STAIRS vol.8『つまるところ よいん』】
会期 : 2013年10月22日(火)~2013年10月27日(日)
会場 : KAAT神奈川芸術劇場〈中スタジオ〉
振付・音楽:KENTARO!!
出演:KENTARO!! 横山彰乃 高橋萌登 服部未来 吉田拓 泊麻衣子/木引優子(青年団) 工藤響子 (TABATHA)
入場料金:(全席自由席)前売り 一般/3,000円、前売り学生/2,000円
リピーター/1,000円※本公演2回目以降のご来場の場合のみ。要予約
当日:3,500円
予約・お問合せ:Crackersboat