ヨコハマトリエンナーレ2020 現地へ行く人向けのガイド

Posted : 2020.07.30
  • mail
「ヨコハマトリエンナーレ2020」は2001年から始まり今年で7回目を迎える国際現代美術展。インドの3人組アーティスト集団、ラクス・メディア・コレクティヴをアーティスティックディレクターに迎え、70組のアーティストと共に「AFTERGLOW-光の破片をつかまえる」をタイトルとして7月17日~10月11日で開催中です。この展覧会はオンラインも含めて様々な楽しみ方ができますが、ここでは本展を“現地に見に行かれる方向け”に会場やチケットの購入方法、見どころなどをご案内します。

エヴァ・ファブレガス
《からみあい》2020
ヨコハマトリエンナーレ2020展示風景
撮影:大塚敬太
写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会

 

ラクス・メディア・コレクティヴ
撮影:加藤甫
写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会

 

いつあるの?~10月11日まで開催、夜に行ける日も!

ヨコハマトリエンナーレ2020の会期は、7月17日(金)~10月11日(日)で78日間。木曜日が基本お休みで(7月23日、8月13日、10月8日を除く)、10:00~18:00で開催しています。昼間は行けない、仕事帰りに行きたいという方は、夜間開館日がオススメ。10月2日(金)、3日(土)、8日(木)、9日(金)、10日(土)は21:00まで、最終日の10月11日(日)は20:00まで開場しています。

イヴァナ・フランケ
《予期せぬ共鳴》 2020
© Ivana Franke
ヨコハマトリエンナーレ2020展示風景
撮影:大塚敬太
写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会

プロット48
撮影:加藤甫
写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会

どこにあるの?気になるアクセスは?

メインとなる開場は、みなとみらいにある横浜美術館、プロット48です。海岸通りにある日本郵船歴史博物館でも作品の展示があります。横浜美術館のアクセスは、みなとみらい線のみなとみらい駅出てすぐ、JR・市営地下鉄の桜木町駅からは徒歩10分。プロット48のアクセスは、みなとみらい線の新高島駅から徒歩7分。日本郵船歴史博物館のアクセスは、みなとみらい線馬車道駅から徒歩2分です。3つの会場とも最寄り駅から歩いてすぐとなっています。

チケットはどう買う?感染予防は?

ヨコハマトリエンナーレ2020は、3つの会場を1枚のチケットで鑑賞できます。横浜美術館は、covid19感染症拡大防止の観点から会場内での密集を防ぐため、入場日時を指定する事前予約制チケットとなっています。まずチケット申込はこの空いている時間の中から選びます。プロット48はこの指定の同日の開館時間内であれば、自由な時間で観られますので時間指定は不要です。また、日本郵船歴史博物館は同日でも別日でも開館中ならば観られます。

このチケットは、日時変更や払い戻しなどができません。また、現地では検温があり、37.5℃以上が確認されますと入場ができません(払い戻しもありません)。そのほかにも様々な感染予防対策がされていますので、行かれる前には公式ホームページで詳細を確認することをお勧めします。チケットの予約、発券は専用のオンライン窓口のみです。当日券は、予約に空きがあるときのみ横浜美術館、プロット48の会場でチケットの販売があります。

どれくらいの時間で楽しめる?会場を巡る順番は?

鑑賞時間はご覧になる方次第でそれぞれですが、横浜美術館とプロット48、みなとみらい地区の2会場で2~5時間が目安です。先に横浜美術館に行くのか、先にプロット48に行くのか、2つの会場の移動時間は徒歩で10分程度です。
プロット48はグッズ販売も充実していますし、映像作品など時間を要するものもあります。美術館より先に行く場合は、美術館の予約時間の直前に行って駆け足にならないようにご注意を。

また、無料の体験型作品は別途事前予約が必要となるので、そちらもご覧になる方はホームページで要申込です。特に飯川雄大『デコレータークラブ 配置・調整・周遊』は必見なので予約できるか事前確認されることをお勧めします。

どんな作品が観られるの?

今回の参加アーティストは、計67組(2020年7月現在)。横浜美術館に40組の作家の作品、プロット48に25組の作家の作品、日本郵船歴史博物館に1組の作家の作品が展示されています。ここでは、展示作品を少しだけご紹介します。

まずは、横浜美術館で観られる作品です。
■ニック・ケイヴ―Nick CAVE 《回転する森》(2016)
1959年生まれ ミズーリ州フルトン(アメリカ)シカゴを拠点に活動

ニック・ケイヴ
《回転する森》2016(2020年再制作)
©Nick Cave
ヨコハマトリエンナーレ2020展示風景
撮影:大塚敬太
写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会

 

次に、プロット48で観られる作品です。
■ファーミング・アーキテクツ―Farming Architects 新作(日本語訳有)
2017年にズン・アン・ヴィエットとニャン・アン・タンが設立。ハノイ(ベトナム)を拠点に活動。

ファーミング・アーキテクツ
《THE SPACE COALITION》 2020

 

最後に、日本郵船歴史博物館で観られる作品です。(日本郵船歴史博物館は、この作品のみの展示となります)
■マリアンヌ・ファーミ―Marianne FAHMY 新作(日本語訳有)
1992年、アレクサンドリア(エジプト)生まれ、同地を拠点 に活動。

マリアンヌ・ファーミ
《アトラス Ⅱ》(スティル) 2019
©Marianne Fahmy Courtesy of Marianne Fahmy Photo by Kareem Hosem

 

オンラインで深めるヨコハマトリエンナーレ

今回のヨコハマトリエンナーレ2020では、展覧会と並行して「トリエンナーレ」という時空を旅するプログラムとして「エピソード」が企画されており、ヨコハマトリエンナーレ2020のプログラムをオンラインで体験していただけます。

ヨコハマトリエンナーレ2020 プレイベント「エピソード00 ソースの共有」
イシャム・ベラダ
パフォーマンス「Présage(予兆)」
撮影:加藤甫
写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会

「エピソード」は、2019年11月末に発表された「エピソード00」を皮切りに、アーティストによるアクションやライブ・オンライン・イベント、サウンド・インスタレーションのほか、キュレーターによるテーマ別プロジェクトやデジタル空間を使ったプロジェクトなどの企画が断続的に続いていきます。
現在は、「エピソードX」が公開され、「エピソード06岩井優《彗星たち》」が、参加者を募集しています。

ヨコハマトリエンナーレ2020公式グッズ

7月17日(金)の開幕と同時に、ヨコハマトリエンナーレ2020の公式ロゴとイメージビジュアルをあしらった公式グッズのトートバッグ、クリアファイル、ノートが横浜美術館ミュージアムショッププロット48ショップで販売されます。ヨコハマトリエンナーレ2020を観た記念に是非!

 

クリエイターグッズ・ショップが期間限定でOPEN!

ヨコハマトリエンナーレ2020の期間中、プロット48では、横浜にゆかりのある44組のクリエイターがデザインした商品を販売する期間限定ショップ『プロット48ショップ』がオープンします。

・「光の破片」をとじこめた「ヒカリのカタチ」シリーズ ピアス・イヤリング2,200円(税込)/山本貴美子
・光の破片をちりばめたようなオリジナルラベルが美しいアイスコーヒー 594円(税込)/小山飛鳥アスカコヤマックス
・カトラリーのような箸STIIK 3,300円(税込)/天野和俊/kad ltd.
など、普段出会うことができないクリエイターによる素敵な商品がたくさん出品されています。ぜひ、こちらもお楽しみください。

横浜アート巡りチケットがお得

会場周辺には、魅力的なスポットやアートプログラムが多くあります。ヨコハマトリエンナーレ2020とセットで楽しむなら「横浜アート巡りチケット」がお得です。これを持っていると9月11日(金)~10月11日(日)で、プロット48から歩いてすぐの新高島町駅にあるBankART Station、馬車道駅にあるBankART Temporary、旧東横線跡地にあるR16 Studioで行われる『BankART LifeⅥ – 「都市への挿入」川俣 正』、また、京急線日ノ出町・黄金町駅周辺で開催される「黄金町バザール2020-アーティストとコミュニティ」の2つの展覧会をあわせてご覧になれます。横浜でアートを満喫されたい方は、是非こちらをご予約ください。

寺島 大介、無題、2019-2020
photo by Ujin Matsuo

BankART Station

 

あわせて、立ち寄れるアートスポットは?

8月1日(土)~9月22日(祝・火)には、日産アートアワード2020の展示があります。これは才能ある日本の現代美術作家を世界に発信する後押しとその活動の軌跡を後世に残し、人々がアートに親しむ社会を目指す取り組みで、これも横浜美術館と同じみなとみらい地区のニッサンパビリオンで開催予定です。

また、ランドマークタワーの69階の展望フロア「スカイガーデン」もオススメ。空の図書室やメディアアートで表現された空中散歩マップなど、新しいコンテンツが楽しめます。

ニッサン パビリオン

この他にも、様々な関連イベントが予定されています。その時その時で見どころが変化していくヨコハマトリエンナーレ2020を現地やオンラインで是非お楽しみください!

今後も創造都市横浜WEBマガジンでは、家でもヨコハマトリエンナーレ2020を楽しめるよう、参加作家のインタビューほか、様々な切り口でヨコハマトリエンナーレ2020を紹介していきます。


【イベント情報】

ヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」
Yokohama Triennale 2020 “Afterglow”
アーティスティック・ディレクター;ラクス・メディア・コレクティヴ
日程:2020年7月17日(金)~10月11日(日)
*毎週木曜日休場(7/23、8/13、10/8を除く)
時間:10:00~18:00
*10/2(金)、10/3(土)、10/8(木)、10/9(金)、10/10(土)は21:00まで開場*会期最終日の10/11(日)は20:00まで開場
料金:〈一般〉2,000円、〈大学生・専門学校生〉1,200円、〈高校生〉800円
〈中学生以下〉無料(予約不要)
〈障がい者手帳をお持ちの方と介護の方1名〉無料(予約不要)
*ヨコハマトリエンナーレ2020 チケット連携『横浜アート巡りチケット』有
会場:横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3-4-1)
   プロット48(横浜市西区みなとみらい4-3-1 みなとみらい21中央地区48街区)
   日本郵船歴史博物館(横浜市中区海岸通3-9)

BankART LifeⅥ – 「都市への挿入」川俣 正
日程:2020年9月11日(金)~10月11日(日)(休場日:毎週木曜 ※10/8を除く)
時間:11:00~19:00 
会場:BankART Station、BankART Temporary 、その他
料金:1,000円(単独パスポート)
*ヨコハマトリエンナーレ2020 チケット連携『横浜アート巡りチケット』有

黄金町バザール2020-アーティストとコミュニティ
日程:第1部 2020年9月11日(金)〜10月11日(日)
   第2部 2020年11月6日(金)〜11月29日(日)
時間:11:00〜19:00 ※木曜定休(10/8除く)
会場:京急線日ノ出町駅・⻩金町駅間の高架下スタジオ/周辺のスタジオ/地域商店/屋外空地ほか
料金:<一般> 1,000円 (大学生・専門学校生含む)、<高校生以下> 無料
〈障害者⼿帳をお持ちの⽅と同伴者1名〉無料
*パスポート1部で第1部、第2部とも鑑賞可能
*ヨコハマトリエンナーレ2020 チケット連携『横浜アート巡りチケット』有

日産アートアワード2020
会期:2020年8月1日(土)~9月22日(火・祝)
時間:月~金11:00~19:00/土日10:00~19:00
休館日:第1月曜日(9月7日)
料金:入場無料
会場:ニッサン パビリオン 

 

【関連記事】

ヨコハマトリエンナーレ2020 開幕 アーティスト・新井卓にとってウイルスと共存する社会とは?

ヨコハマトリエンナーレ2020開催中 さとうりささんが手作業で紡いだ長い時間