音楽家になってみよう! YCCにサウンドアーティスト・スズキユウリさんが凱旋

Posted : 2016.11.24
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YCC ヨコハマ創造都市センターで開催中のサウンド・アーティスト“スズキユウリ”展。音楽とテクノロジーをテーマにしたインタラクティブな作品の数々は、大人も子どもも一緒に楽しめる楽器屋さん兼おもちゃ屋さんのようなラインナップだ。音楽の祭典「横浜音祭り2016」の最終週を盛り上げる本展の見どころをご紹介。
Garden of Russolo, 2013

Garden of Russolo, 2013

 

音楽は世界共通!MOMA収蔵作品も

 スズキさんは1980年東京生まれ。アートユニット「明和電機」との出会いがきっかけで音楽とテクノロジーに興味を持ち、1999年から2005年にかけて共に活動してきた。その後、2005年にロンドンに移住し、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートに入学。現在は、同カレッジのインフォメーション・エクスペリエンス学部で講師を務め、音と人間の関係性を探求する作品を発表し続けている。

スズキユウリさん

スズキユウリさん

 

 世界中で展示されている作品の中には、ウィル・アイ・アムとのコラボレーションや、ミュージアム・オブ・モダン・アート・ニューヨーク(MOMA)のパーマネントコレクションも。2016年1月には、技術的に前衛的で多様なデザインアプローチを持つアーティストに贈られる「スワロフスキー・デザイナーズ・オブ・ザ・フューチャー・アワード 2016」を受賞した。

 

奏でて楽しむ音の世界

 今回展示される作品の一つ「ガーデン・オブ・ルッソロ」は、未来派の画家・作曲家のルイージ・ルッソロにインスピレーションを受けた蓄音機のような箱が、吹き込まれた声を元にユニークな音を生み出すもの。

 ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館での展示の模様を映したビデオでは、子どもたちが頭を一生懸命に傾け、楽しそうに声を出す様子が見られる。

 また、紙とペンさえあればどんなものでも楽器にできるAndroidアプリ「AR Music Kit」を使った2つの作品も展示。特定のマークをカメラが捉えることで、ギターやピアノなどの音が奏でられる。

 「OTOTO」は、伝導性のある素材をつなげることで、さまざまな物を楽器に変えることができるシンセサイザー。フライパンのドラムセットから、触れると歌う折り紙まで、工夫次第であらゆる形の電子楽器ができる。

 そのほか、過去作品の映像の展示や、カフェエリアではスズキさんが制作した音楽も流す。

 YCC館長の長田哲征さんは「いずれも単に鑑賞するという作品でなく、来場者が作品に触り、自身でさまざまな音を奏でることのできる作品です。本展も、現在開催中の『横浜音祭り2016』の企画ですが、コンサートや演奏会などとは異なるアプローチで表現された「音」の世界を楽しんでもらえればという意図で企画したものです。子供から大人まで、楽しめる内容だと思いますので、気軽にお越しいただければと思っています」と話している。

 

【イベント概要】

YCC展示プログラム サウンド・アーティスト “スズキユウリ”
横浜音祭り2016

期間:2016年11月21日(月)~11月27日(日)
時間:11:00~20:00(最終日は18:00まで)
会場:YCC ヨコハマ創造都市センター 1階ギャラリー
住所:神奈川県横浜市中区本町6-50-1
アクセス:
馬車道駅(みなとみらい線)1b出口(野毛・桜木町口・アイランドタワー連絡口)直結
桜木町駅(JR根岸線・横浜市営地下鉄)徒歩5分
料金:無料

詳細はウェブサイトから
http://yokohamacc.org/ys/