イベント詳細

歴史・文化 美術

特別展「あこがれの祥啓―啓書記の幻影と実像―」

期間
2023/4/29(Sat) ~ 2023/6/18(Sun)

会場
神奈川県立歴史博物館
エリア
関内・馬車道・日本大通り
開催時間
 9:30~17:00(入館は16:30まで)<br />※月曜休館
料金
一般900円(800円)20歳未満・学生600円(500円)65歳以上200円(150円)高校生100円(100円)※中学生以下・障害者手帳等をお持ちの方は無料、( )内は20名以上の団体料金※神奈川県立の博物館等の有料観覧券の半券提出により団体割引料金になります
詳細情報URL
https://ch.kanagawa-museum.jp/exhibition/8560
お問い合わせ
神奈川県立歴史博物館企画普及課 045-201-0926
 水墨画の巨匠雪舟が生きた室町時代、雪舟と並んで重要な絵師が鎌倉の建長寺にいました。 祥啓と名乗るこの画僧は京の室町幕府で絵画を学びます。同朋衆の芸阿弥を介して幕府秘蔵の中国絵画を間近で見る機会を得ました。 三年にわたる京都滞在を終えて鎌倉に戻った祥啓は、本展覧会に出品されるような、山水図、花鳥図、人物図を描きます。祥啓の絵が人気を博したことは祥啓次世代の絵師たちが残した多数の模倣作品によって明らかとなります。 祥啓の通称である「啓書記」の絵として今に伝わるたくさんの絵のなかには素材や画材の観点から、桃山時代や江戸時代、あるいはそれ以降の絵と判断される作品も存在します。つまり室町時代の祥啓その人が描いたとはいえない「啓書記」の絵です。 室町時代の祥啓の知らないところで拡がる「啓書記」ブランド――。 祥啓ひとりに注目した初めての展覧会です。 祥啓にあこがれた絵師、大名、数寄者たちの歴史に迫ります。※前期と後期でほとんどの展示作品が入れ替わります。