関内外OPEN!リレーコラムVol.4

Posted : 2013.11.22
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シャーロックホームズ設立15周年記念式典(号外より)。ヨコハマ創造都市センターにて。

 

GO exploring 探検し続けよう!

横浜生まれ・横浜育ち。昔から、面白いモノ・新しいモノ好き。下町はうつくしいモノやモノづくりの現場が溢れていました。炭屋さんの納屋に積まれた炭。床の間に置かれた花や掛け軸。季節ごとに変わる着物。行事でもあれば、この時とばかりに大人も子どもの着飾ってまちを行き交う。鉄工所の職人さんの仕事ぶりと、そのはじける火花を一日中見ていた子ども時代でした。

出会いに導かれた15年

25歳で結婚出産、35歳で再就職(横浜中央YMCA非常勤講師)、45歳でシャーロックホームズ(自宅開放したフリースペース)を設立、55歳でNPO法人化、60歳で引退。「60歳引退」だけは計画通り。あとは「出会い」と 「ご縁」。シャーロックホームズ時代も、気になるアーティストを招いては、さまざまな理由で学校に行かないことを選択した子どもたちや近所の子どもたちと同じ空間でごはんを食べたり、ワークショップをしたり。常にアートがそばにありました。「想いをカタチにしていくこと」を「できる時にできるカタチで」続けてきた15年でした。

2012年に絵本カフェを軸にあらたにオープンしたひらがな商店街アートスペース「と」(横浜市中区石川町3)は、元町の反対側・ひらがな商店街で母が長年にわたって駄菓子屋を営んでいた場所でした。母が他界し、空き家になったスペースをnitehi worksの稲吉さん始め、さまざまな出会いとご縁で再生し、今は学生やアーティストたちが行き交う場になっています。

ご隠居のはじまり

after8r「ご隠居」宣言をして「のんびり過ごそう…」と思っていたのも束の間、忙しくも楽しい日々が続いています。アートスペース「と」は、「日直さん」という若い日替わりスタッフ(アーティスト)が、それぞれの挑戦を表現する場となっています。

また、企業とNPOがコラボレーションして企画した“合コン”や 日本丸アートイベント等のプロデュースをしたり、地元・横浜のイベント制作会社「ハッスル」の依頼でハロウィンイベント用の衣装 1,000着を制作したり。 相変わらずのお祭り騒ぎの毎日が続いています。

after1rシャーロックホームズもひらがな商店街アートスペース「と」も、わたしにとっては特別な「事業」ではありません。幼い頃の「ごはん食べていきな…」といつも声をかけてくれた近所のおばちゃんをはじめ、お世話になったご恩を「わたしにできるカタチ」で世の中にお返ししているだけなのだと思います。

そしてこれからもおせっかいの日々を重ねていくのでしょう。

さて、このリレーコラムのバトンをお渡しするのは、ひらがな商店街「と」のロゴやフライヤー、ワークショップ「ひらがな商店街と旅しよう!」への協力等、さまざまな「場面」でお世話になっている、わたしの大好きなデザイナー阿部太一さんです。阿部さんは今年6月に独立、デザインオフィス「GOKIGEN」を立ち上げ、「nitehi関内」(横浜市中区相生町3)5階のシェアオフィスに入居しています。

to_profile_r今井嘉江(ひらがな商店街アートスペース「と」店主)
1951年、横浜市中区石川町生まれ、子育て中、20代で母親クラブ設立後、地域活動を開始。35歳で親子のふれあいあそび教室“カンガルー教室”を設立(13年間に巣立っていった親子は200組以上)。同時に横浜中央YMCAの非常勤講師として7年間勤務の後、1998年、自宅を開放し「自分探しの探偵事務所“シャーロックホームズ”」開設。同年、心の教室の相談員として都内の中学校2校に出向く。現在も川崎市保健福祉センターや電話相談員の研修に福島市に出向く 。2010年、アーツコミッション・ヨコハマ(ACY)のアーティスト・クリエーターのための事務所等開設支援助成をいただき、自在関内オフィス(横浜市中区相生町3-61 泰生ビル506)設立。2012年、ひらがな商店街アートスペース「と」OPEN (ご隠居生活開始)。 信条は「おとな自身が豊かに生きられないのならば、子どもたちに夢など与えられない」。趣味はインテリア雑貨等の収集、ゴルフ(スポーツ全般)、おせっかい。